【テクニカルサービス事例集】OneDriveが原因のトラブル回避法（Outlook・Word・Excel）

『OneDriveが原因のトラブル回避法（Outlook・Word・Excel）』

OneDriveとは、Windows10/11に標準で搭載されているMicrosoft社が提供するオンラインストレージサービスです。無料で５GB分のファイルやフォルダーをクラウド上に保存・共有できます。

パソコンの右下にある雲のマークや、スタートメニューの中にある雲マークアイコンのソフトです。

データをクラウドに同期をとって安全に保管してくれるし、複数のパソコンやタブレットなどのデバイスで共有もできる便利なサービスですが、職場の事務所で使用する場合はこのOneDriveが原因で、トラブルが起こって困ってしまうこともあります。

仕事で効率よく使用したい場合は、一部の設定を変更したり、無効にすることで、これらのトラブルを回避できます。以下で症例と対処法という形でご紹介します。

【症例１】標準設定のままだと、Officeファイルを保存する際にOneDriveに保存するように勧めてくる

➡PCのドキュメントとOneDriveのどちらに保存したのかわからなくなる。

そうそう、と思っている方も多いはず。毎回場所をPC内のドキュメントに指定しなおすのが面倒ですよね。

【対処法】既定の保存先をPCに固定する

「ファイル」　➡「オプション」　（または、「ファイル」　➡「その他」　➡「オプション」）

「保存」　➡「既定でコンピュータに保存する」　➡「OK」

保存先は「このPC」にが選択されるようになります。OneDrive自体をOfficeからサインアウトすれば、間違って保存することも無くなります。

【症例２】OneDriveの「重要なPCフォルダのバックアップ機能」をONにするよう、しつこく勧めてくる

➡ONにするとPCのドキュメントの場所がOneDriveに移動。Outlookメールの送受信でメールデータの場所が見つからずエラーが出て、メールが使えなくなる。

※以下のような「パスが無効です」というエラーが出ます。

この症例２は、Microsoftの便利な機能がMicrosoftのメールソフトを使えなくするという不思議な状況で、Windows10が発売されたおよそ8年前から今に至るまでトラブルは多く、メールでよくあるトラブルのナンバーワンと言っても過言ではありません

【対処法】「PCバックアップ機能」をOFFにする

右下の雲のマークの「OneDrive」クリック

歯車マークの「設定」クリック

「バックアップを管理」をクリック

「ドキュメント」のチェックをオフにする　➡「閉じる」

以上で設定OK！　Outlookのメールの送受信テストを行って、正常であれば完了です。

ただし、ドキュメント等の大事なデータをオンラインストレージにバックアップ取る機能を無効にしている状態なので、定期的に外部ストレージにバックアップを取ることをおすすめします。

アプライドではバックアップの方法として、外付けUSBハードディスクやSSD、ネットワーク共有ハードディスクの「NAS」、「RAID化パック」、「業務を止めないPC」など、多数の商品やメニューをそろえています。

大切なデータを失わないための対策は、ぜひ一度お近くのアプライド店舗へご相談ください！

アプライド各店ではどんな小さなご相談・ご依頼も喜んで承っております！

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