【テクニカルサービス事例集】マザーボード購入時の新CPU対応確認

『マザーボード購入時の新CPU対応確認』

今回は、マザーボード購入時の新CPU対応について、自分でできる確認方法をご紹介いたします。

この記事が公開される頃の2024年2月の時点での話になりますが、Intel14世代CPUは2023年10月17日より発売されていて、14世代対応のマザーボードは2種類あり、そのマザーボードで対応している世代は3種類あります。

それぞれの対応しているマザーボードとCPUはこのようになっています。

今回LGA1700となった12世代以降のCPUでは、マザーボードの世代が2つに対して3つのCPUが対応していますが、、、問題は発売日です。それぞれのマザーボードは、CPU発売日の少し前に新製品が発売されます。

ただし今回のIntel14世代CPU対応のマザーボードは、13世代の時期に発売された700番台のものを使用するため、新CPU対応バージョンにアップデートされているマザーボードを必ず選ばなければいけません。

どのバージョンのBIOSから14世代に対応しているかは、それぞれのメーカーHPのマザーボードのサポートページで確認することができます。

販売店などに行って購入する場合はお店のスタッフに確認することができますが、ネット購入や単品購入をされる場合は、マザーボードが14世代用にアップデート済みのものか？事前に確認を取ることが大事です。

マザーボードの基盤を直接見ることができる場合は、起動させなくてもマザーボード基盤上にBIOSのバージョンがしっかり記載されているメーカーが多いため、自身で確認する事も可能です。

【メーカー別マザーボードBIOS バージョンの記載位置】

「ASUS」

※PRIME-H770-PLUS-D4の場合

右側の「0401」がBIOSバージョンです。

このマザーボードが14世代に対応したのは「1205」からです。

「ASRock」

※ASRock B760M PG Riptideの場合

チップにバージョンシールが貼ってあります。

このマザーボードが14世代に対応したのは「6.03」からです。

以上のようなマザーボードに直接明記されているバージョン表記は、工場出荷時BIOSバージョンということになります。

マザーボードの基盤を直接見ることが出来ない場合は、「次世代CPUに対応していますよ！」のシールが箱に貼られているのを確認して購入すれば間違いありません。

右のマザーボードには「NEXT-GEN CPU READY」のシールが貼られていて、13世代から次世代のCPUまで対応しているBIOSバージョンのマザーボードであることがわかるようになっています。

マザーボードのBIOSバージョンが新CPUに対応していない場合は、以下のような症状が出ることがあります。

　・オンボードグラフィックで画面が映らない

　・ストレージが認識しない

　・グラフィックボードを付けても認識してくれない

新CPUで組み立てる予定で、マザーボードのCPU対応が不安な場合は店頭スタッフに確認してもらう方が安心です。

せっかく購入したのにうまく動かない事がありましたら、是非お近くのアプライド店舗へご相談ください！

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