【テクニカルサービス事例集】CPU末尾のアルファベットの意味

『CPU末尾のアルファベットの意味』

　先日、パソコンをご購入されたご家族から納品時に「i7-14700Kって書いてあるけどKって何のことですか？」と聞かれたことがありました。

今回は、CPU表記の末尾にあるKやKFなどのアルファベットの意味についてまとめてみました。

また、最後にAMD RyzenとIntel Coreについての比較もしております。

まず、Intel 製CPUについて下の表で例を挙げてまとめてみました。12世代から14世代の間で作成しています。

【CPU末尾のアルファベット一覧表（intel製CPU）】

この他にも省電力で末尾が「U」のシリーズなどがあります。

調べてみると種類が多くあることが分かります。それぞれ、性能や用途で区別がされており、特徴にあった性能を発揮できるようになっています。

また、4世代までは省電力の「S」シリーズがありましたが、現在は製造されていません。

次に、AMD製のCPUについて下の表で例を挙げてまとめてみました。3000番台から8000番台の間で作成しています。

【CPU末尾のアルファベット一覧表（AMD製CPU）】

この他にもビジネス向けで「PRO」があります。

こちらはセキュリティーや耐久性が向上しています。（Ryzen 7 PRO 5750Gなど）

また、ゲーミング性能強化型の「GT」（Ryzen 5 5600GTなど）やAMDの３D V-Cache技術を搭載した「３D」（Ryzen 9 7950X3Dなど）があります。

ちなみに３D V-Cache技術とは特定のアプリやゲームのパフォーマンスが向上するAMD製の積層キャッシュを搭載しています。

ノートパソコン用CPUでは「HX」や「H」などのシリーズもあります。

そしてAMDはRyzen9000シリーズを発売します。これによりIntelとの競争がまた激しくなります。

基本的にRyzen５はコストパフォーマンスが高い傾向にあるため、おすすめのCPUです。

AMD Ryzenも7000番台よりIntel Coreと同じような作りとなり、CPUのピン折れの心配がなくなりました。

パソコンを購入される際にIntel Coreか？AMD Ryzenか？で悩まれる方がいるとは思いますが、好みのマザーボードやケースに合ったものを選ばれても良いかもしれません。

動画の編集を頻繁に行う動画編集者や配信者、テレワークでWeb会議が多い方はシングルスレッド性能に長けるIntel Coreがおすすめです。

マルチスレッドの処理が要求される3Dモデリング、プログラミングのビルド処理、科学技術計算などの業務を行う方にはAMD Ryzenがおすすめです。

また、「AMD Ryzenと言えばコスパ」と言われていたように、コストパフォーマンスが高い傾向にあるのは現在もあまり変わっておりません。

しかし、円高や円安で価格が変動するため注意が必要ですね。

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