【テクニカルサービス事例集】クローンバックアップを活用しよう！

『クローンバックアップを活用しよう！』

パソコンのバックアップは、定期的に取っておかないとトラブルが発生した時に困る、ということはみなさんご存知だと思います。

ですが、自分で定期的に取っている方はほとんどいらっしゃらないのが現状です。

いざPCが起動しなくなって、慌ててアプライド店舗へお持ち込みになられている方の9割は、データは自分では取っていなかった、ということでデータ復旧をご依頼いただく事がほとんどです。

ただし、ストレージの損傷が大きい場合はデータ復旧が不可能な場合も多く、大切なデータを諦めないといけないケースもあります。

今回は、何種類かのデータバックアップ方法のうち、「クローンバックアップ」についてご紹介したいと思います。

パソコンに保存しているデータをバックアップする方法には様々なものがあります。

直接USBメモリやHDDに保存する、NASなどの共有ストレージに保存する、GoogleドライブやDropboxといったオンラインストレージに保存する、など様々な方法があり、活用している方も多いはずです。

これらは基本的にはパソコンユーザーが利用しているデータを保存する方法です。データとは作成したファイルやダウンロードしたフォルダ、保存した画像や動画などのことです。

クローンバックアップとはこういったデータのみをコピーするのではなく、OSというパソコンのシステム全てを丸ごとバックアップする方法のことです。

【クローンバックアップの作成方法】

　　クローンバックアップを作成するには、クローンの移行先のデータ保存機器（SSDやHDDなど）と専用のソフトを用意する必要があります。

クローンバックアップはシステム丸ごとコピーして移行する為、移行先のデータ保存機器の保存できる容量にも注意が必要です。

使用するソフトには様々なものがあり、対応可能なシステムや容量に注意して選ぶ必要があります。

SSDやHDDの保存ケースにクローンソフトが付属していることもあります。

【クローンバックアップのメリット】

クローンバックアップの最大のメリットは、現在のパソコンの中のシステム環境全てのバックアップが可能な点です。

　具体的にはインストールされているソフトウェア＝Officeソフトや有料ソフト、メール設定やプリンターのドライバー設定などのパソコンを購入してから行った設定状況が全てバックアップされます。

　例えば、パソコンが部品の故障やシステムトラブルで起動しなくなってしまった場合でもクローンバックアップを取っていれば全ての環境が復元可能です。

　通常のデータのバックアップのみだと、パソコンが治って再び使えるようになったとしても、ソフトやプリンターの設定は全て再設定が必要となります。

【クローンバックアップのデメリット】

クローンバックアップは非常に便利ですが、作成にはある程度の専門知識が必要となり、作業には数時間以上かかります。

また、作成のためのソフトとデータ保存機器を別で用意する必要がある為、手間も費用もかかります。

クローンバックアップは、USBメモリなどにこまめにバックアップを取るように、頻繁に作成するものではなく一度作成したものを万が一に備えて保管しておく方法が一般的です。

そのため、用途に合わせた使い分けが重要となります。

頻繁に更新するデータはUSBメモリに保管していきながら、あまり触らないデータやシステム環境はクローンバックアップを取っていく方法であればより安心してパソコンを使うことが出来て、万が一の時にも安心です。

パソコン専門店アプライドでもご相談いただければご説明や作業の代行といったサポートが可能です。

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