【テクニカルサービス事例集】BitLockerの確認を‼

Windows11
BitLocker
作業手順

『BitLockerの確認を‼』

8月に入って何件か同じ内容で店頭にお持ち込みいただいている事例がありました

Windowsの更新後に上の「BitLocker回復」の画面が出て正常起動しなくなった、というものです。

原因としては8月にマイクロソフトのWindowsアップデートにて配信されたプログラム(KB5012170)をインストールした後に再起動時トラブルが発生することが、マイクロソフトでも確認されています

まずはここに出てくるBitLockerとはどういったものなのでしょうか？

BitLockerとはマイクロソフト社の開発した技術で、HDDやSSD、USBメモリ、外付けHDDなどを丸ごと暗号化することで、万が一盗難にあった際に情報に流出を防ぐための機能です

解除をするためには回復キーと呼ばれる48桁の数字のキーを入力する必要があります

最近はメーカー出荷時からBitLockerの暗号化がかけてあることも多くなり、ご自身でかけているつもりがなくても暗号化されているものが増えています

これまでPCが起動しなくなった場合、多くの場合内蔵のHDDやSSDを取り出して別のPCに接続をしてデータを救出を行います

しかしBitLockerで暗号化することはHDDやSSD全体をロックすることによって情報の流出から守ってくれるので、回復キーが無い状態で起動しなくなった場合データを取り出す事ができなることを意味します

お持ちいただいた、上記の「BitLocker回復」が表示されたPCですが、いずれの方も回復キーが分からず、また他の方法での回復もできなかった為初期化を行いすべてデータが消去されることになりました

こういったトラブルに備えて事前に回復キーを確認し保存しておくことが必要です

まずは現在自分のPC暗号化がかかっているかを確認しましょう

コントロールパネルを開き、右上のコントロールパネル検索のところに

「Bitlocker」と入力して検索し

BitLockerドライブ暗号化の項目を開きます

無効の場合

有効の場合

有効の場合には回復キーのバックアップをしておきましょう

「回復キーのバックアップ」からUSBメモリなどへファイルの保存や

紙に印刷して保管する事ができます

またPCのアカウントがマイクロソフトアカウントに紐づいている場合は

マイクロソフトのホームページから確認することもできます

いざという時に備えて、暗号化の有無と回復キーの確認をしておきましょう

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