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【AI外観検査】ワンボタンで画像処理!簡単操作でありとあらゆる画像処理、高精度AI外観検査ソフトMENOU

簡単操作で外観検査のための画像処理を行おう!

世の中にあるAI外観検査の多くは、画像処理技術を用いて撮像した映像を加工、検査しています。この加工の工程、いわゆる【画像処理】には、いくつもの手法があり、有用な場面でそれぞれ使い分ける必要があります。

しかし、それらをプログラミングし、画像処理をかけるのはかなり難易度が高いといえるでしょう。

MENOUは、これらの難解な画像処理技術を誰でも手軽に扱えるよう、【ルールベースタスク】として簡単に処理できるような仕組みが導入されています。
今回は、このルールベースタスクのうちの一つ、【画像加工】についいてご紹介したいと思います。

今回画像加工に使用する画像はこちら。

かわいい三毛猫の写真ですが、AIに学習させるには、少し複雑すぎます。
機械学習の基本としては、なるべくノイズを除去し、真に学習させたい項目のみを教えることで高い学習効率を発揮します。
特に、AI外観検査の分野では、発見したい傷や汚れなど何を検出したいかによって画像加工タスクを通してAIに伝わるように加工する必要があります。
それでは、実際にMENOU-TEを使ってできる画像加工のその一部をご紹介いたします。

1.ぼかし|ガウシアンフィルター

ぼかし加工はノイズを除去したい場合に重宝します。特にガウシアンフィルターはぼかしフィルターの中でも画像の元の品質を損ないすぎないため、ノイズの除去と解像度の維持を同時に行うことができます。

また、MENOUでは右上の項目から【カーネルサイズ】や【シグマ】などの項目にあるように、適用するフィルターの数値を調整することで場面に応じた最適なフィルターを簡単に生成することができるのも特徴です。

2.白黒|グレースケール化

画像解析では、必ずしも色情報が重要であるわけではありません。むしろ入力情報は極力最小限に抑え、不要なノイズを含めないことが最も重要となります。
その中で、色情報が不要である場合、グレースケール化は白と黒のコントラストのみで表現することができるので、最適な選択といえるでしょう。

3.白黒|二値化

さらに、0か1のみで表現することができる二値化をすることで、もっと単純な画像に変換することも可能です。右上のパラメータから閾値を調整することで、白または黒とする明るさを調整することができます。画像では、三毛猫の暗い毛とそれに近い背景色だけが黒色となって残り、それ以外の毛やひげが白で表示されていることがよくわかります。

4.エッジ抽出|ソーベルフィルタ―

エッジ抽出加工では、画像のエッジ、つまり輪郭を抽出することができます。
ソーベルフィルターでは、微分する方向を決めることが可能です。
以下の二つの画像では、上が縦方向の微分、下が横方向の微分を行いました。少し見にくいですが、微分した方向のエッジが抽出されているのがわかります。

縦方向に微分

横方向に微分

MENOU-TEでは、これらの画像処理がクリックのみで行えてしまうことが魅力です。また、画像加工を行った画像に対し、さらに画像加工を重ね合わせることでエッジ抽出やコントラスト協調、ノイズ除去まで多くの処理をここだけで完結させることができます。

AI外観検査ソフトの課題である、ノイズによる過検知などを豊富な画像加工とその柔軟性で大幅に改善することができます。

どのような検査手順を踏めばよいか、画像処理についてもあまり詳しくないという方でもご心配ありません。アプライドスタッフが丁寧なヒアリングとPoCを通して事前にAI外観検査の導入が可能かどうかをお調べいたします。

まずはホームページからお気軽にお問合せください。

https://ai-visual-inspection.applied-g.jp/